1901年ウィンブルドン選手権
1901年 ウィンブルドン選手権(The Championships, Wimbledon 1901)に関する記事。イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて開催。
目次
1 大会の流れ
2 大会前年度優勝者
3 男子シングルス
3.1 チャレンジラウンド
3.2 オールカマーズ決勝
4 女子シングルス
4.1 チャレンジラウンド
4.2 オールカマーズ決勝
5 決勝戦の結果
6 外部リンク
7 参考文献
大会の流れ
- 男子シングルスは1878年、女子シングルスは1886年から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)方式で優勝を決定していた。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
- 初期のウィンブルドン選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元イギリス人選手の国旗表示を省略する。
- 女子ダブルスと混合ダブルスは、最初は「選手権公認外競技」(Non-Championship Event)として扱われた。これは公式競技ではないため、ウィンブルドン選手権の優勝記録表には含まれていないが、日本語版の本記事では女子ダブルスと混合ダブルスの「選手権公認外競技」の結果も記載する。
大会前年度優勝者
- 男子シングルス:レジナルド・ドハティー
- 女子シングルス:ブランチ・ビングリー・ヒルヤード
- 男子ダブルス:レジナルド・ドハティー&ローレンス・ドハティー
男子シングルス
チャレンジラウンド
準々決勝
ハロルド・マホニー vs. ロバート・マクネアー 6-4, 6-3, 3-6, 6-3
チャールズ・ディクソン vs. ジョージ・シモンド 6-4, 7-5, 1-6, 6-3
ハーバート・ローパー・バレット vs. シドニー・スミス 7-5, 6-4, 8-6
アーサー・ゴア vs. ジョージ・ヒルヤード 6-1, 2-6, 4-6, 8-6, 6-2
準決勝
- チャールズ・ディクソン vs. ハロルド・マホニー 6-3, 6-4, 11-9
- アーサー・ゴア vs. ハーバート・ローパー・バレット 8-6, 6-1, 7-5
決勝
- アーサー・ゴア vs. チャールズ・ディクソン 6-4, 6-0, 6-3
オールカマーズ決勝
アーサー・ゴア vs. レジナルド・ドハティー 4-6, 7-5, 6-4, 6-4 (ゴアが本大会の優勝者になる)
女子シングルス
チャレンジラウンド
準々決勝
- ルイーズ・マーチン vs. エディット・グレビル 4-6, 6-3, 6-4
アグネス・モートン vs. アリス・シンプソン・ピカリング 6-3, 7-5
シャーロット・クーパー・ステリー vs. ミュリエル・ロブ 6-0, 6-0- アダムズ vs. ヒューズ・ディース 6-1, 6-0
準決勝
- ルイーズ・マーチン vs. アグネス・モートン 7-5, 6-2
- シャーロット・クーパー・ステリー vs. アダムズ 6-1, 6-1
決勝
- シャーロット・クーパー・ステリー vs. ルイーズ・マーチン 6-3, 6-4
オールカマーズ決勝
シャーロット・クーパー・ステリー vs. ブランチ・ビングリー・ヒルヤード 6-2, 6-2 (クーパー・ステリーが本大会の優勝者になる)
決勝戦の結果
- 男子シングルス
アーサー・ゴア vs. レジナルド・ドハティー 4-6, 7-5, 6-4, 6-4 [オールカマーズ決勝]
- 女子シングルス
シャーロット・クーパー・ステリー vs. ブランチ・ビングリー・ヒルヤード 6-2, 6-2 [オールカマーズ決勝]
- 男子ダブルス
レジナルド・ドハティー&ローレンス・ドハティー vs. ドワイト・デービス& ホルコム・ウォード 4-6, 6-2, 6-3, 9-7 [オールカマーズ決勝]
- 女子ダブルス
シャーロット・クーパー・ステリー&ブランチ・ビングリー・ヒルヤード vs. アダムズ&アリス・シンプソン・ピカリング 6-3, 6-0 [選手権公認外競技]
- 混合ダブルス
ローレンス・ドハティー&シャーロット・クーパー・ステリー vs. ウィルバーフォース・イーブズ&ルース・ダーラッチャー 6-2, 6-3 [選手権公認外競技]
外部リンク
- 抽選表:男子・女子 (男子はGrand Slam Tennis Archive、女子はTennisForum.com提供スレッドによる)
参考文献
Lance Tingay, “100 Years of Wimbledon” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 参照元は以下の通り。男子シングルス試合結果:137ページ、女子シングルス試合結果:153ページ、女子ダブルス選手権公認外競技:174ページ、混合ダブルス選手権公認外競技:181ページを参照。
Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 選手のフルネームについて、本書から補足した。
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