種子
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2011年5月 ) 「 たね 」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「種」をご覧ください。 この項目では、植物の種子(しゅし)について説明しています。 仏教の唯識思想における種子(しゅうじ、しゅじ)については「種子 (唯識)」をご覧ください。 密教において諸仏を梵字1〜2文字で象徴的に表したものを指す種子(しゅじ)については「種子 (密教)」をご覧ください。 女優の種子については「種子 (女優)」をご覧ください。 オオトウワタの種子 種子 (しゅし、〈たね〉) とは種子植物で有性生殖によって形成される散布体である。一般には、単に 種 ( たね )と呼ばれることが多い。 種子は親植物の組織起源の種皮(しゅひ)という皮に包まれ、その中には受精卵から発育した幼い植物体、すなわち胚が入っている。種子はめしべにある胚珠から発達する。花のつくりの場合は、子房は柱頭の下などに多い。被子植物の場合、種子は子房に包まれていて、これが後に果実となる。裸子植物の場合は、めしべの表面に乗っている。 農業上繁殖に用いられるものは、厳密には種子でなくとも、 種 もみ・ 種 芋・ 種 馬などと呼ばれる。 目次 1 種子の構造 2 種子の散布 3 種子の休眠と発芽 4 種子の起源 5 関連図書 6 脚注 6.1 注釈 6.2 出典 7 関連項目 8 外部リンク 種子の構造 たとえば、豆はさまざまなマメ科植物の種子である。これを例に説明する。 豆は、普通、細長い鞘の中にいくつか並んで収まっている(アメリカデイゴの豆果)。この鞘は、めしべの基部、子房が膨らんだものである。子房は胚珠を中に収め、胚珠が種子に発達してもそれを包んでいる。子房に由来する構造を果実という。 個々の豆の表面は、薄い皮に包まれている。この皮を 種皮 (しゅひ)と呼ぶ。種皮は珠皮に由来する。 種皮をはがすと、中には大きく2つに割れる部分がある。半球形の2つの部分は、小さな出っ張りの部分で