ロイヤル・ヨルダン航空
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設立 | 1963年12月9日 | |||
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ハブ空港 | クィーンアリア国際空港 | |||
マイレージサービス | Royal Plus | |||
会員ラウンジ | Crown Lounge | |||
航空連合 | ワンワールド | |||
保有機材数 | 33機 | |||
就航地 | 58都市 | |||
本拠地 | アンマン | |||
代表者 | Samer A. Majali (CEO) | |||
外部リンク | http://www.rj.com/ |
ロイヤル・ヨルダン航空(ロイヤル・ヨルダンこうくう、英称:Royal Jordanian Airlines、 アラビア語:الملكية الأردنية)は、ヨルダンの航空会社である。
目次
1 概要
2 沿革
3 就航都市
4 提携航空会社
4.1 アンマン発着便
4.2 その他
5 保有機材
5.1 現在の運航機材
5.2 過去の保有機材
5.3 発注計画中の機材
6 サービス
7 関連項目
8 出典・脚注
9 外部リンク
概要
ヨルダン・ハシミテ王国のアンマンを本拠地にしている。首都アンマンに本社を置く。ヨルダンのフラッグ・キャリアである。
旧名称は「アリア・ヨルダン航空 (Alia)」で、アリア王妃の名前をとって名付けられた。
アラブ航空会社機構 (Arab Air Carriers Organization) の一員で、同機構の加盟会社が作っているアラベスク航空アライアンスのメンバーでもある。2007年からワンワールドにも加盟している。
航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。
[1]
沿革
1963年、当時のヨルダン王国の国王であったフセイン1世によって設立された。
1963年の年末ごろになってカイロとクウェートが最初の就航地に選ばれた。
1965年にカラベル10Rを3機導入にするにあたって、ローマに就航した。週末だけの運航であったが、これが初めてのヨーロッパ進出となった。
1966年、IATAに加入するにあたって、ロンドンとパリに路線を拡大した。
アリア・ヨルダン航空は、1960年代後半から1970年代にかけて、路線ネットワークを中東各地からヨーロッパ・東南アジア方面へと拡大した。1980年代には北米路線も開始した。
1977年、アメリカ大陸初進出となるニューヨーク線を開設。さらにその2年後にはヒューストン線も開設した。
1986年、アリア・ヨルダン航空は「ロイヤル・ヨルダン航空 (Royal Jordanian)」に社名変更をした。その後の2001年2月5日には、社名を「Alia – The Royal Jordanian Airlines Company」と改めたが、既にロイヤル・ヨルダン航空の名称が定着していたため、社名はすぐにまた「ロイヤル・ヨルダン航空」に戻された。
1996年には、チャーター部門を独立させてロイヤル・ウイングス社を設立した。
2007年にワンワールドに加盟。世界規模の航空連合へ加盟する最初の中東の航空会社となった。2013年にワンワールドに加盟したカタール航空とともに、西アジア地域におけるワンワールドの中心的メンバーとなっている。2014年、ボーイング787を受領。
就航都市
下表には、コードシェア便による就航路線は含まれない。
ロイヤル・ヨルダン航空 就航都市(2015年7月現在)[2] | ||||
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国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
東アジア | ||||
香港 | 香港国際空港 | バンコク経由 | ||
東南アジア | ||||
タイ | バンコク | スワンナプーム国際空港 | ||
インドネシア | ジャカルタ | スカルノ・ハッタ国際空港 | クアラルンプール経由(2016年より新規就航) | |
マレーシア | クアラルンプール | クアラルンプール国際空港 | バンコク経由(2016年より直行便化) | |
南アジア | ||||
インド | ムンバイ | チャットラパティー・シヴァージー国際空港 | ||
デリー | インディラ・ガンディー国際空港 | |||
スリランカ | コロンボ | バンダラナイケ国際空港 | ||
西アジア | ||||
イラク | バグダード | バグダッド国際空港 | ||
バスラ | バスラ国際空港 | |||
アルビール | アルビール国際空港 | |||
スレイマニヤ | スレイマニヤ国際空港 | |||
イスラエル | テルアビブ | ベン・グリオン国際空港 | ||
ヨルダン | アンマン | クィーンアリア国際空港 | ハブ空港 | |
アカバ | アカバ・キング・フセイン国際空港 | |||
クウェート | クウェート | クウェート国際空港 | ||
カタール | ドーハ | ハマド国際空港 | ||
サウジアラビア | タブーク | タブーク空港 | 2015年7月15日より[3] | |
ダンマーム | キング・ファハド国際空港 | |||
ジッダ | キング・アブドゥルアズィーズ国際空港 | |||
メディナ | プリンス・モハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港 | |||
リヤド | キング・ハーリド国際空港 | |||
シリア | ダマスカス | ダマスカス国際空港 | ||
アレッポ | アレッポ国際空港 | |||
アラブ首長国連邦 | アブダビ | アブダビ国際空港 | ||
ドバイ | ドバイ国際空港 | |||
イエメン | サナア | サヌア国際空港 | ||
アデン | アデン国際空港 | |||
アフリカ | ||||
エジプト | アレクサンドリア | ボルグ・エル・アラブ空港 | ||
カイロ | カイロ国際空港 | |||
シャルム・エル・シェイク | シャルム・エル・シェイク国際空港 | |||
ケニア | ナイロビ | ジョモ・ケニヤッタ国際空港 | ||
リビア | トリポリ | トリポリ国際空港 | ||
ベンガジ | ベニナ空港 | |||
ミスラタ | ミスラタ空港 | |||
スーダン | ハルツーム | ハルツーム国際空港 | ||
チュニジア | チュニス | カルタゴ国際空港 | ||
ヨーロッパ | ||||
オーストリア | ウィーン | ウィーン国際空港 | ||
キプロス | ラルナカ | ラルナカ国際空港 | ||
ドイツ | フランクフルト | フランクフルト空港 | ||
ベルリン | ベルリン・テーゲル空港 | |||
ミュンヘン | ミュンヘン国際空港 | |||
スペイン | バルセロナ | バルセロナ・エル・プラット国際空港 | ||
マドリード | アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港 | |||
フランス | パリ | シャルル・ド・ゴール国際空港 | ||
イギリス | ロンドン | ロンドン・ヒースロー空港 | ||
ギリシャ | アテネ | アテネ国際空港 | ||
ハンガリー | ブダペスト | フェレンツ・リスト国際空港 | ||
イタリア | ローマ | レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港 | ||
ミラノ | ミラノ・マルペンサ国際空港 | |||
オランダ | アムステルダム | アムステルダム・スキポール空港 | ||
ロシア | モスクワ | ドモジェドヴォ空港 | ||
スイス | チューリッヒ | チューリッヒ空港 | ||
ジュネーヴ | ジュネーヴ・コアントラン国際空港 | |||
トルコ | イスタンブール | アタテュルク国際空港 | ||
アンカラ | エセンボーア国際空港 | |||
ウクライナ | キエフ | ボルィースピリ国際空港 | ||
北アメリカ | ||||
カナダ | モントリオール | モントリオール・ミラベル国際空港 | ||
アメリカ合衆国 | シカゴ | シカゴ・オヘア国際空港 | ||
ニューヨーク | ジョン・F・ケネディ国際空港 | |||
デトロイト | デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港 | |||
南アメリカ | ||||
オセアニア | ||||
休・廃止路線 |
拠点を置くアンマンを中心として、およそ40ヶ国・60都市に就航している。上記の他にも、提携航空会社とのコードシェア便がいくつか存在する。
日本には、東京国際空港や関西国際空港、福岡空港などにチャーター便で乗り入れた事もあったが、定期乗り入れは実現していない。
提携航空会社
2015年7月現在[4]。◎はワンワールド加盟、△はスカイチーム加盟会社。
アンマン発着便
- 西アジア
ガルフ・エア - マナーマ(バーレーン)
オマーン・エア - マスカット(オマーン)
ミドル・イースト航空△ - ベイルート(レバノン)
- ヨーロッパ
タロム航空△ - ブカレスト(ルーマニア)
その他
- アジア
マレーシア航空◎
- ヨーロッパ
S7航空◎
ブリティッシュ・エアウェイズ◎- メリディアナ
- アメリカ
アメリカン航空◎
保有機材
現在の運航機材
2015年7月現在、ロイヤル・ヨルダン航空が保有する機材は以下のとおりである[5][6][7][8]。
機材 | 保有数 | 発注数 | 座席数 | 備考 | ||
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C | Y | 計 | ||||
エアバスA319-132 | 4 | - | 14 | 96 | 110 | 機内インターネットサービス対応 JY-AYPはワンワールド特別塗装機 |
エアバスA320-232 | 6 | - | 16 | 120 | 136 | 機内インターネットサービス対応 |
エアバスA321-231 | 2 | - | 20 | 147 | 167 | 機内インターネットサービス対応 |
エアバスA330-223 | 2 | - | 24 | 259 | 283 | 2018年までに退役予定 |
ボーイング787-8 | 5 | - | 24 | 247 | 261 | |
エンブラエル ERJ-175 | 3 | - | 12 | 60 | 88 | |
エンブラエル ERJ-195 | 2 | - | 12 | 88 | 100 | |
貨物機材 | ||||||
エアバスA310-300F | 2 | - | - | |||
計 | 26 | 0 |
過去の保有機材
2015年7月現在、ロイヤル・ヨルダン航空が過去に保有していた機材は以下のとおりである[7][9]。
機材 | 保有数 | 退役年 |
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エアバスA300 | 1 | 2001 |
エアバスA310 | 12 | 2012 |
エアバスA340-200 | 4 | 2014 |
ボーイング707-320C | 4 | 1996 |
ボーイング727-200 | 4 | 1990 |
ボーイング747-2D3B | 2 | 1990 |
ダグラス DC-7 | 2 | 1967 |
ハンドレページ ダートヘラルド | 2 | 1960年代 |
ロッキード L-1011 | 2 | 1991 |
フォッカー F27 | 3 | 1970 |
フォッカー F28 | 2 | 2009 |
シュド・カラベル 10R | 3 | 1960年代 |
デ・ハビランド・カナダ DHC-8 | 2 | 2005 |
計 | 36 |
発注計画中の機材
ロイヤル・ヨルダン航空は、2017年までに38機を保有する計画を立てている。内訳としては、ボーイングB787型機が11機、エアバスA319型機が4機、エアバスA320型機が8機、エアバスA321型機が6機、エンブラエル E-Jet機が9機である[6]。なお、同社が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はD3で、航空機の形式名は787-8D3 などとなる。
サービス
全ての便でクラウンクラス(ビジネスクラス)とエコノミークラスの2クラス制となっている。
ビジネスクラスの機内食は、コース料理が提供されており、エコノミークラスの中距離線にはフルミール、短距離線では軽食を提供している。ヨルダンの国教はイスラム教であるが、機内ではアルコール飲料を提供しており、ヨルダン産のワインをはじめシャンパンやビール、リキュールなどを取り揃えている。
また、各座席にはパーソナルテレビがあり、100を超える映画や音楽、ラジオ、ゲームを楽しむことができる。
関連項目
- ロイヤル・ヨルダニアン・ファルコンズ
- 航空会社の一覧
出典・脚注
^ “Airlines using Amadeus” (英語). アマデウスITグループ. 2015年9月27日閲覧。
^ Route Map
^ “Tabuk on RJ network starting mid-July”. Royal Jordanian Airlines (2015年7月6日). 2015年7月12日閲覧。
^ Codeshare
^ “Royal Jordanian”. 2015年7月12日閲覧。
- ^ ab“Royal Jordanian Airlines: The Will of Royal Jordanian”. 2015年7月12日閲覧。
- ^ ab“Royal Jordanian Fleet Details and History”. 2015年7月12日閲覧。
^ “Royal Jordanian Airlines fleet details”. 2015年7月12日閲覧。
^ “Royal Jordanian - RJ Museum”. 2015年4月24日閲覧。
外部リンク
- Royal Jordanian(英語版)
- ロイヤル・ヨルダン航空 日本地区総代理店:株式会社エア・システム(日本語版)
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