アキ・カウリスマキ
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アキ・カウリスマキ Aki Kaurismäki | |||||||||||||||||
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2012年 | |||||||||||||||||
本名 | Aki Olavi Kaurismäki | ||||||||||||||||
生年月日 | (1957-04-04) 1957年4月4日(61歳) | ||||||||||||||||
出生地 | フィンランド オリマッティラ | ||||||||||||||||
職業 | 映画監督 | ||||||||||||||||
配偶者 | パウラ・オイノネン | ||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||
『ラヴィ・ド・ボエーム』 『過去のない男』 『ル・アーヴルの靴みがき』 | |||||||||||||||||
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アキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki 1957年4月4日 - )はフィンランドの映画監督。
目次
1 略歴
2 人物・作風
3 主な監督作品
3.1 映画
3.2 CM
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
略歴
1957年にオリマッティラで生まれる。ヘルシンキの大学に在学中から映画雑誌に投稿しはじめ、評論家として働き始めたが、すぐにシナリオを書いたり、助監督として製作に携わるようになった。1980年に兄のミカ・カウリスマキの作品に俳優として出演した。
1983年、初の長編作品『罪と罰』がフィンランド国内で注目される。1986年の『パラダイスの夕暮れ』が東京国際映画祭やカンヌ国際映画祭に出品され、以降国際的な注目を集める。日本では、1990年公開の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』以降認知され、人気・評価ともに高まる。
2002年、『過去のない男』で第55回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。
2017年、『希望のかなた』が第67回ベルリン国際映画祭で上映され、銀熊賞 (監督賞)を受賞した[1]。また、同作を最後に映画監督を引退する意向を示している[2]。
人物・作風
主に社会の底辺に属する労働者や失業者などを主人公にとり、徹底的に踏みにじられる人間性とその回復を描く。登場人物の突然の死や犯罪、旅、音楽など映画の黄金時代の文法を踏襲しながらも、大仰な仕草やドラマチックな科白回しを一切排した演出と天性のユーモアによって、現代では希有になってしまった心ある人間賛歌を成立させている。
アメリカの映画監督ジム・ジャームッシュとも親交が深く、『レニングラード・カウボーイズ』では中古車のディーラーとして出演もしている。また、『コントラクト・キラー』の作中に登場するジョー・ストラマーをカウリスマキに紹介したのもジャームッシュである。
兄のミカ・カウリスマキと共同で映画制作会社や映画館を経営している。また、兄の勧めで観た小津安二郎の作品から大きな影響を受け、敬愛している。
主な監督作品
映画
罪と罰 Rikos ja rangaistus (1983年)
カラマリ・ユニオン Calamari Union (1985年)
パラダイスの夕暮れ Varjoja paratiisissa (1986年)
ハムレット・ゴーズ・ビジネス Hamlet liikemaailmassa (1987年)
真夜中の虹 Ariel (1988年)
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ Leningrad Cowboys Go America (1989年)
マッチ工場の少女 Tulitikkutehtaan tyttö (1990年)
コントラクト・キラー I Hired a Contract Killer (1990年)
ラヴィ・ド・ボエーム La Vie de bohème (1992年)
トータル・バラライカ・ショー Total Balalaika Show (1993年) *ドキュメンタリー
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う Leningrad Cowboys Meet Moses (1994年)
愛しのタチアナ Pidä huivista kiinni, Tatjana (1994年)
浮き雲 Kauas pilvet karkaavat (1996年)
白い花びら Juha (1999年)
過去のない男 Mies vailla menneisyyttä (2002年)
10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス Ten Minutes Older: The Trumpet (2002年) *オムニバス
街のあかり Laitakaupungin valot (2006年)
それぞれのシネマ Chacun son cinéma (2007年) *オムニバス
ル・アーヴルの靴みがき Le Havre (2011年)
ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区 Centro Histórico (2012年) *オムニバス
希望のかなた Toivon tuolla puolen (2017年)
CM
日本触媒 (1992年)
関連項目
- カティ・オウティネン
- 『過去のない男』でカンヌ国際映画祭 女優賞を受賞。
- マッティ・ペロンパー
- 小津安二郎
- 強い影響を受けている。
脚注
^ “金熊賞はハンガリー作品!畜殺場舞台の奇妙なラブストーリー【第67回ベルリン国際映画祭】”. シネマトゥデイ (2017年2月19日). 2017年2月20日閲覧。
^ “『ル・アーヴルの靴みがき』のカウリスマキ監督 「映画制作やめる」”. AFP BB News (2017年2月17日). 2017年2月20日閲覧。
外部リンク
アキ・カウリスマキ - allcinema
アキ・カウリスマキ - KINENOTE
Aki Kaurismäki - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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