脊椎動物
脊椎動物亜門 | |||||||||
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生息年代: カンブリア紀-現在, 525–0 Ma PreЄ Є O S D C P T J K Pg N | |||||||||
分類 | |||||||||
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下位分類群 | |||||||||
本文参照 |
脊椎動物(せきついどうぶつ、Vertebrata)は、動物の分類のひとつ。現在主流の説では脊索動物門に属するとされ、脊索と置き換わった脊椎をもつ。魚類、鳥類、両生類、爬虫類、哺乳類の5類からなり、無脊椎動物に比べて(脊椎動物である)人間にとって類縁関係が近く、なじみの深い生物によって構成されているグループである。
目次
1 特徴
2 分類
2.1 四肢動物
3 脚注
特徴
- 多数の椎骨がつながった脊椎(背骨)をもつ。
脳と脊髄(あわせて中枢神経と呼ぶ)をもち、それぞれは頭蓋骨と脊椎に守られている。- いわゆる“赤い血”(ヘモグロビンを含む血液)を持つ。(極地に生息する魚などに一部例外あり)
- 少なくとも一つの半規管を持つ。
- 大型の種が多い。魚類の幼生には1mm以下のものがあるが、成熟時の体長としては最小のものでも6 - 8mm程度になる。このため多くの動物門にある間隙性生物が存在しない。また、最大の水棲動物(現生種のシロナガスクジラ。ただし体長だけならマヨイアイオイクラゲが上回る)と最大の陸上動物(絶滅種では竜脚類の一種。現生種ではアフリカゾウ)の両方を含む。
分類
脊椎動物を、脊椎動物門として取り扱う分類と、より広い範囲の動物を含む脊索動物門の一部である脊椎動物亜門として取り扱う分類があるが、近年は後者が多数派になってきている。
動物全体を、脊椎動物とそれ以外のすべてを含む無脊椎動物との2つに分ける分類もあるが、これはヒトを含む脊椎動物を重要視してそれを中心に考えるときの便宜的な分類法である。脊椎動物の種数は動物界全体の5パーセントにも満たない(動物の分類を参照)。
ヌタウナギ綱は、伝統的な分類では脊椎動物の無顎類(無顎上綱)に含まれるとされてきたが、この仲間は脊椎を持たない。そこでこれを脊椎動物から外し、かわりに従来の脊椎動物と同じ範囲を含むグループとして有頭動物を導入するという分類が提唱されている。
一方、ヌタウナギの胚発生において、ヒトを含めた顎口類等と同じく脊椎動物に特徴的な「神経堤細胞」を確認したとの研究結果が出ている。[1]
下記の系統樹はPhilippe Janvier等によるTree of Life Web ProjectとDelsuc等のもの[2][3]をベースにした。また日本語訳には渡邊のもの[4]を参考にした。
脊椎動物 |
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四肢動物
現生動物のみ:
四肢動物 |
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脚注
^ [1]
^ Janvier, P. 1997. Vertebrata. Animals with backbones. Version 1 January 1997 (under construction). http://tolweb.org/Vertebrata/14829/1997.01.01 in The Tree of Life Web Project, http://tolweb.org/
^ “A phylogenomic framework and timescale for comparative studies of tunicates”. BMC Biology 16 (1): 39. (April 2018). doi:10.1186/s12915-018-0499-2. PMC 5899321. PMID 29653534. https://doi.org/10.1186/s12915-018-0499-2.
^ 渡邊誠一郎. “硬骨魚類の系統分類”. 名古屋大学. 2018年8月4日閲覧。